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文イヒ放送記念受験体験記


アキバ系オタクなら誰もが一度は憧れる文イヒ放送。
最初で最後の新卒という機会を活かして、記念受験してしまいました。

・エントリー 1/11@WEB (※約30万人?新卒市場規模ってどんくらい?→約2,000人)
 オタクでネタ受験だったら、ほかにもいろいろとアキバ系な企業が一杯あるじゃない?なんで文イヒ放送なの?と思われる方が多いと思います。しかし、私には虎の穴でもアニメイトでもまんだらけでもテレビ東京でもなくて、文イヒ放送ではないとダメな理由があるんです。そうです。僕は酷い声オタです。それはもう毎日毎日女性声優の声に癒されないと生きていかれない人間です。だから僕は別にアニメが好きでアニメに関わるような業界を受けるんじゃありません。それこそ女性アイドル声優と一緒に仕事ができる機会が最も多そうな企業、そしてそれなりに有名な大学を出て、その20余年の人生で培った能力を発揮できる業界、それを考慮して唯一残ったのが文イヒ放送でした。エントリーした段階の僕の目標は、なんとか一次面接まで残ること。そしてその場で自分が声優が大好きであることをアピールすることでした。採用面接という場で、学生の中ではそれなりのステータスをもっている僕が好きな声優について語ることで、オタクの存在感を文イヒ放送に対して強烈にアッピールすることになると考えたからです。もう完全なオナニーの世界です。ただ僕は声優が大好きなんだ!ってことを言いたいがためだけにエントリーしたのですから。

・一次課題 2/02@郵送 (※約2,000人→約500人)

下記の課題を郵送にて、【2月2日(金)必着】でお願い致します。

課題1:「飲酒運転撲滅」のための標語を作り、200字以内でその推薦文をお
書き下さい。【自筆】※[あなたの氏名・IDナンバー]を用紙の右上に必ず明記して下さい。

課題2:自己紹介書(書式は問いません)【自筆】※[あなたの氏名・IDナンバー]を用紙の右上に必ず明記して下さい。


 マスコミ恒例の発想力を問うような一次課題です。「クリエイティビティ」と全く無縁の私にはしょっぱなから諦念で一杯でした。半月くらいの猶予があったのですが、結局最初の方に思いついた親父ギャグ標語と自分の半生を一日の過ごし方風に表現する自己紹介で攻めました。結果から言うと、少なくとも自己紹介の方はアピールになったみたいです。後のことですが、二次面接の待ち合いのときに、(もしかすると年下かもしれない)文イヒ放送新入社員のお姉さんに「面白かったよ!」って誉めてもらえたので。めちゃんこ嬉しかったなぁ。おにゃのこに「面白い」ってゆわれちゃったんだから。心の糧(上品な表現)になりまくりです。ちなみに私が提出した一次課題はこちら(※PDFファイルです)。


・筆記試験 3/09@中央大学駿河記念館 (※約500人→約80人)
 筆記試験に関してはこちらのエントリーも参考にしていただければ幸いです。試験の内容はと言うと、一般常識+作文で時間は70分。

<一般常識>
・漢字の読み20題程度。スポーツ選手の人名(梵英心など)、一般的な難読語(蹲る瞠るなど)、温泉地10題(下呂、秋保、指宿など→読めるわけないし、下呂以外聞いたこともない)
・漢字の書き15題程度。一般的な難書語(菩提、肝胆、切磋琢磨など)、諺や慣用表現の空欄埋め(蝦で「鯛」を釣る、負うた子に教えられて「浅瀬」を渡るなど)。
・童謡(?)などの歌詞が与えられて曲名を答えるもの5題。
・落語のキーワードが与えられ、それに関連した言葉を選択するもの5題(じゅげむとか)。
・スポーツ選手の所属チーム名を答えるもの10題(メジャーリーグ5国内プロ野球4海外サッカー1)。
・時事問題10題程度。簡単。国家の品格とかワンセグとかWCEとかのレベル。

<作文>
・外部スタッフを集めて、番組プロジェクトを立ち上げるとしたら、どのようなキャッチコピーでスタッフを集めて(1行)、どのようなテーマで(1行)どのような内容の番組を作るか(2,3行)。
・夕張市を再建するためのアイデアを考えよ(5,6行)。
・文イヒ放送のキャッチコピーである「ダイジナコト」を踏まえて、あなたの「ダイジナコト」を400字で書け。


 こんなかんじでした。温泉とか落語とか曲名当てとかひどかった。日本のことしらなすぎってことなんだろうけど。対策としては、今回で言うと温泉とか歌当てのような奇問は捨てて、漢字の読み書きと慣用句や諺の勉強をしっかりしておくこと、日頃からスポーツニュースを見ること(文イヒ放送は例年野球ネタを出すらしい)、直前に朝日キーワード等の一般常識本を流し読みしておくこと、マスコミに入ってやりたい仕事を考えておくこと、などが考えられます。僕は完全に記念受験だったため、対策などほとんど講じることはしませんでしたが(朝日キーワードを流し読みはしてみた)、採点を担当された社員さんに伺ったところ、筆記試験のボーダーは必ずしも高くないので、(本学生であれば)よほど常識に欠ける人間でないかぎり筆記で落ちることは無いと思われます。


・一次面接 3/23@浜松町本社 (※約80人→33人)
 浜松町新社屋にて文イヒ放送の一次集団面接に挑戦。ちなみに去年までは文イヒ放送は四谷に社屋を構えていたので、これが浜松町での初めての面接だそうです。一次は30分程度でしたが、4:4の密度の濃い集団面接でした。学生も芸術系の女の子、文学系の女の子(マスコミ一筋っぽかった)、スポーツ(野球)一筋の男の子、非リア充オタク系の男の子(自分)と多種多様でそれぞれの個性に合わせた質問がされるから、ほかの学生の回答を聞いてるだけで楽しかった。そんな中僕は、ラジオメディアの将来、小さい頃の夢と現状の就活、とっておきのネタ(滑りまくり)、特技の暗算についてなどを聞かれました。当然裸一貫で面接に臨んでいる訳で、ほんとにいきあたりばったりな回答でした。小さい頃の夢を聞かれて、「恥ずかしながら自分はつまらない人間で・・・小さい頃はこれと言った夢などあるわけもなく云々」と言い出す始末。とっておきのネタを振られて、とっさにさきのバレンタインデーにクッキーを配ったネタを話してみたり。それでも面接官の方のノリが非常によろしくて、「勿論それは女装してだよね?」なんて返してくれたものだから、寒い空気に支配されずに済みました。文イヒ放送の社員さんの好感度アップしまくりです。そして最後の最後の質問で、ついにきました!しかも筆記試験の作成も担当した人事のトップの方から!

あなたの思う最もいい声の声優は誰ですか?

 キ…(-_-)キ(_- )キ!(-  )キッ!(   )キタ(.  ゚)キタ!( ゚∀)キタ!!( ゚∀゚ )キタ━━━!!!
 ほんとにこの質問だけを待ってました。この質問に答えたいがためだけに文イヒ放送にエントリーして、そしてまさかこんなにまで率直に聞かれるとは!!

はいっ、松来未祐さんです。去年末にぷるるん大作戦で彼女をメインパーソナリティーに起用された時は非常に嬉しかったです。改編の関係で二ヶ月ちょっとで番組が終了してしまったのはとても悲しかったですけど・・・云々

 もう思い残すことはありません。言いたいことはいいました。ありがとう文イヒ放送。


・二次面接 4/10@浜松町本社 (※33人→12人)
 携帯のメールは突然に。声優に対する思いの丈を存分に伝えて、もう文イヒ放送も終わってどんな受験体験記を書こうか考えていたところ、一次面接通過のお知らせが!正直僕のどこが評価されていたのかわかりません。ただ同班の他が必死感をばりばり漂わせているのに対して、(ネタ受験という心の余裕からか)確かに僕の面接の対応はかなり余裕感があったようには思います。それはさておき、二次面接は部長クラスが面接官の1:4の約20分の個人面接です。年齢層が急激に高くなったため、オタクネタは受けないかもしれないと思ったりもしましたが、ただ僕の目的としてはオタクの存在感のアッピールなので、ここで色気を出すようなことはあってはならないと、再び全くの無心で、オタクネタだけで突き通そうと決意し、面接に臨みました。が、面接では想定外な質問のオンパレードでした。最初に志望動機を聞かれた際には、「私はオタクです。アニメやゲーム、声優が好きで、そんな中アニメやゲームに力を入れている文イヒ放送の存在を知り、非常に興味を持ちました!」とだけ、ものすごい挑戦的な志望動機でした。しかし、その後は、夕張市の財政破綻などについてどう思うか、最近のマスコミのねつ造問題をどう思うか、アニメは最近国を挙げて力を入れていこうという動きがあるが、将来的にアニメ業界はどのようになるべきか、就職活動ではほかにどのような業界を回っていて、状況はどうか、などなどお固い質問ばかり。かなり面食らったわけではありましたが、その場のノリで自分のポテンシャルを信じてかなり率直に喋りました。質問の割合的にはオタク系1:非オタク系2くらいのかんじで。文イヒ放送は別にアニメだけやってるわけじゃないので、ひろくマスコミの仕事に対する適正をみていたのでしょうか。


・最終面接 4/19@浜松町本社 (※12人→4人?)
 なぜかここまで来てしまいました。自分でもわけがわかりません。最終は役員8人による個人面接でした。だいたい10分くらい。初めての最終&役員面接だったので、最初緊張しましたが、もともとネタで受けた会社で、ネタでここまで進んできたわけだし、なるようになれというかんじで今回もその場しのぎの適当な受け答えに終始しました。ただ役員の方にも今までの面接でひたすらオタクトークを繰り広げてきたことが知られていたらしく、質問はほとんどアニメやゲームとラジオのものばかり。ちょっと面食らった質問は、文イヒ放送の新キャッチコピー「ダイジナコト」をあなたはどう評価するか?というもの。考えたことも無かったので、数秒沈黙。一応なんとか適当な返しはしましたけど。あと履歴書の志望動機のところに「自分を表現したい」とかなぜか書いたことにも突っ込まれました。本音としては「声優が好きだということをアピールしたい」という意味合いなのですが、じゃあどう表現するの?という具体的な方法論をうまく答えられなかった。
 そんなこんなで結果は不合格。ほんとにあと一歩ってところまで来てたんですけどね。残念です。面接前の待合室で新入社員の方に、前日に「咲(さく)っと!開花宣言!\(^・ω・^)/」でおなじみの藤田咲さんとテーブルを囲んでカントリーマァムを食べたはなしとか聞いて、今までスピーカーとかモニターの向こう側の存在だった声優さんと一緒にカントリーマァムが食べられるのかもしれないんだ!って妄想したのに。まぁ、これからも永遠に声優はスピーカーやモニターの向こう側の存在であり続けるわけですね。特に工場勤務とかになったらそれこそイベント参加は無理だろーしね(といっても私はあまりイベントに参加するタイプではない)。といっても、今までの声優生活に不満があったわけでは一切無いので、おそらくなんの問題も無いのだろうけど。しかし、こんな自分でもありのままをさらけだして、天下の文イヒ放送の最終面接まで残ったことは凄い自信になっています。これは、今までの人生で最も誇るべきことだと思うし、もっと積極的に行動を起こせば、意外に何事もうまくいってしまうくらいのポテンシャルが実は自分にはあったんだ!と思うことにします。なんで、はやいとこ積極的に行動を起こして、ゴスロリ好きのおにゃのことお知り合いになれるよう頑張ります。

 そしてアニメや声優、ゲームにたいして熱い思いを持った本学生の皆さん、ぜひ文イヒ放送をにエントリーして、文イヒ放送を世界に誇る放送局にしてください!面接を受けていて、文イヒはけっこう、一般的な放送局のイメージとは違って、真面目で芯のしっかりした人間を求めるような気がしました。新日鉄や野村証券に評価されるような、そんな本学生!その熱い思いをぜひアニメやゲームに向けてみませんか?

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